当院では毎年、”停電”に備えての勉強会や訓練を行っています。

 

今年も行いましたので、その様子をお伝えしたいと思います。

 

”停電”の原因には 、台風・暴風雨 ・地震・落雷 などいろいろあります。

 

また、”停電”といっても、「一時的なもの」と「復帰する時間がわからないもの」があります。

 

今回は、最もやっかいない「停電が復帰しない場合」に備えて、訓練を行いました。

 

患者様にご協力いただいた上で、実際に透析装置を停電の状態にし、スタッフが停電した際の装置の操作を行いました（写真）。

 

当院で使用している透析装置、ニプロ社製NCV-3AQの停電時の主な特徴　

• 緊急時、生理食塩液につなぎ替えることなくオンラインによる返血が可能な返血バックアップ機能を搭載しています。

 

• 停電時でも液晶パネル表示、タッチパネル、血液ポンプ、シリンジポンプ、気泡センサー、動静脈、生食クランプを動作させることができます。

 

これら透析装置の非常時の機能があっても、私たちスタッフが「的確に操作」し「的確に行動する」ことが、万一の停電時には、最も大切となります。

 

今後も、自然災害などの停電時に備え、速やかに対処できるように勉強会や訓練を行っていきたいと思います。

 

臨床工学技士　長岡