腎臓のおもなはたらき
腎臓はソラマメ状の形をしており、位置は腰の上あたりで左右に一対あります。主に尿を作る臓器として知られていますが、それ以外にもさまざまな働きを担っており、からだにとって重要な仕事をしています。
腎臓の主な仕事
①からだの水分量を調節する |
⑤血圧を調整する |
②老廃物を排泄する |
⑥血液を産生する為のホルモン(エリスロポエチン)を分泌する |
③電解質(ミネラル)のバランスを保つ |
⑦骨を作るビタミンDを活性化する |
④血液を弱アルカリ性に保つ |
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特に腎臓の重要な働きが、血液中の老廃物や塩分をろ過し、尿として体の外に排出することです。この働きをしているのが糸球体です。細い毛細血管が毛糸の球のように丸まってできているので「糸球体」と呼ばれます。この糸球体は大体0.1ミリ~0.2ミリほどの大きさですが、1つの腎臓に約100万個の糸球体があります。この糸球体はふるいのような構造をしており、心臓から腎臓に流れ込んできた血液が、この糸球体を通ると、老廃物がふるいを通って濾過されます。そして赤血球やたんぱくなどは濾過されず、きれいになった血液が、腎臓から出ていきます。