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スタッフブログ第18回:お正月料理を楽しむポイント

[2022.12.26]

クリスマスが終わると、間もなくお正月ですね。

 

年末年始は、年越しそば・おせち料理など、いつもと違う食事でついつい食べ過ぎになりがちです。

 

今回は、透析患者さんが楽しく・美味しくお正月を過ごせるように、食事のポイントについてお伝えします。

 

〈年末年始の食事の特徴〉

年末年始はいつもとは食材やメニューが違うお料理が食卓に並びますね。どういった特徴があるかを見ていきましょう。

 

〇 塩分が多い

 ・年越しそば、お雑煮はスープの部分に塩分が多いです。

 

 ・おせち料理は日持ちさせるために、味付けを濃くしてあります。

 

〇 カリウムが多い

 ・栗きんとん、昆布巻き、黒豆など、おせち料理はカリウム豊富な料理が多いです。

 

〇 食べ過ぎや偏った食事になりやすい

 ・団らんしながら食べていると、ついつい食べ過ぎに。

 

 ・大皿料理から好きなものを選んで食べるため、偏ったり量が多くなるってしまいます。

 

 

〈食べ方のポイント〉

年末年始の食事の特徴を見ていきました。

 

では、どうやって食べたら良いのでしょうか?

 

絶対に食べてはいけないものは特にありませんが、食べ方のポイントはぜひおさえていただきたいです!

 

① 食べ過ぎ防止! 食べる前に自分の分を取り分けましょう

 最初に、一人前取り分けてから食べましょう。

 

 食べ過ぎ防止につながります。

 

 1食の目安量は‥

 

 ・主食(ごはん、パン、麺)はこぶし大くらい

 ・主食(肉、魚、卵、大豆製品)は手のひらに乗る量

 ・副菜(野菜、きのこ、海藻類)を1~2品

 

② お醤油などの卓上調味料は使わないようにしましょう

 おせちに入っているかまぼこや漬物にチョロっとお醤油をたらしたり・・・

 

 ついついやってしまいがちな習慣も、お正月はぐっと我慢しましょう。

 

 塩分の多い調味料の代わりに、七味唐辛子・柚子・わさびなどを使ってみるのもおすすめです♪

 

【年越しそばを食べるなら】

地域によって年越しそばを食べるタイミングは様々で、夕食が終わってから食べることもありますね。

 

食事の回数が増えるほど塩分やその他栄養素の摂りすぎにつながりますので、

 

出来れば『31日の夕食時に食事の一環として食べること』が透析患者さんにはおすすめです。

 

他にも工夫できるポイントとして、

 

・汁物・煮物・漬物などの塩分が多いものは食べないようにする

・主食(ごはん、パン、麺)は食べないまたは少量にする

・そばの汁は出来るだけ薄味にして、七味唐辛子や柚子で風味付けする

・そばの汁は飲まないようにする

 

などがあります。

 

年越しそばは塩分と水分が多くなりがちなので気を付けましょう。

 

【おせち料理を食べるなら】

一人前を取り分けてから食べましょう。

 

主食がないとつい食べ過ぎてしまうので、主食(ごはんがおすすめ)を食べたほうが少量で満足感が得られます。

 

【お雑煮を食べるなら】

体重にもよりますが、お餅は1~2個食べて良いです。

 

できれば薄味にし、汁は残すようにしましょう。

 

七味唐辛子や柚子で風味付けすると薄味でも美味しいですよ。

 

〈まとめ〉

絶対に食べてはいけないものはないので、食べるタイミングや食べ方を工夫して、

 

楽しく・美味しく・安全に年末年始をお過ごしくださいね(*^-^*)

 

管理栄養士 椎名

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