ネフローゼ症候群
大量のタンパク質が尿中に出てしまうことで、血液中のタンパク質が減り(低蛋白血症)、血管内の水分が減って、血管の外に水分が増える(浮腫む)疾患です。
高度になると、手足、肺やお腹・心臓など全身がむくみ、水がたまります。また、低蛋白血症は血液中のコレステロールも増やします。ネフローゼ症候群の原因は様々であり、腎臓に針を刺して腎臓の組織を観察する「腎生検」を含めた検査を行います。多くの場合は入院治療が必要です。治療は、むくみをコントロールする対症療法(安静、塩分制限、利尿薬など)と、原因治療(ステロイド、免疫抑制薬など)を行います。
急激なむくみを感じた際は、ネフローゼ症候群の可能性も考えられます。早めにご相談ください。